緊急事態宣言は無意味な政策だったのか
5月14日に39県で緊急事態宣言が解除されました。
関西の3府県も今日解除されるでしょう。
そこでそもそも論として
・緊急事態宣言はどれほどの効果があったのか
・感染拡大防止に役に立っていたのか
という検証をしていこうと思います。
こちらの記事を引用しながら見ていきます。
緊急事態宣言で感染者数が減ったのではない
マスコミでは「4月7日の緊急事態宣言で感染が減った」といわれているが、これは誤りである。新型コロナの感染確認者数のピークは4月11日の714人だが、感染からその確認までは約2週間かかる。発症のピークは、その2週間前の3月末だった。
・4月7日に緊急事態宣言が出された
・4月11日に感染確認者数がピークに
・感染から確認まで2週間かかる
こういった事実から発症のピークは3月末であったのではないかと述べています。
そして緊急事態宣言によって感染者数が減ったとは言えないということも。
グラフを見れば分かるように緊急事態宣言を出してからもグラフの下がり具合に変化はありません。
緊急事態宣言によって感染拡大防止が出来ているのであれば、グラフはより鋭角に下がっていくのではないでしょうか?
3月末にピークを迎えた理由について
その原因はヨーロッパ型ウイルスの輸入だと思われる。2月上旬に日本に入ってきたのは、武漢など中国から入ってきた(おそらく弱毒性の)ウイルスで、これは2月に行われた入国制限で阻止された。
中国からの入国制限によって弱毒性のウイルスは阻止できたが、ヨーロッパからの入国制限が遅れたのが原因で強毒性のウイルスが持ち込まれたのではないか、と述べています。
確かにそういった面もあると思いますが、私は藤井聡さんがおっしゃっていたように3月に追いコンや年度末を理由に行われる宴会、飲み会に原因があるのではないかと考えています。
飲み会は大人数になるし、まだ肌寒い季節なので換気もされず、酔ってきたら声も大きくなるし、大皿をみんなで分けたり、回し飲みをしたり、感染症対策としては最悪の状況にあったと思います。
なので3月末に行われた宴会、飲み会も3月末にピークを迎えた1つ大きな要因かと思います。
緊急事態宣言の延長は必要なかった
緊急事態宣言を出した後にピークアウトはしましたが、コロナウイルスの特性上、緊急事態宣言のおかげでピークアウトしたとは言えないということが分かりました。
ピークアウトした時は分からなくても、1か月も経てば感染のピークが過ぎたかどうかは容易に分かります。
緊急事態宣言はGWが終わった時点で解除しても何の問題もなかったといえます。
しかし、緊急事態宣言の出口を考えていなかったこともありさらに延長…。
過剰な自粛が日本全国で強いられました。
ウイルスではなく政府に殺される
自粛による経済的被害は凄まじいものがあります。
倒産している企業は増えており、それにより失業率も上がっていくでしょう。
過剰なまでの自粛を要請し、補償をしない政府は国民を殺しにかかっていると表現しても過言ではありません。
まとめ
緊急事態宣言はほとんど意味を成していませんでした。
政治家がパニックに陥り、緊急事態宣言を出し、国民に自粛を呼びかけ、自粛しない人は罪人かのように吊るし上げる世論を形成してきました。
ウイルスを過剰に恐れ、経済を停滞させ、それによる補償は微々たるもの。
一体、誰のために政治をしているのか?
何を志して政治家になったのか?
国民のことをどう思っているのか?
このコロナウイルスの一連の対応、政策から政府への信頼が落ちた人も多いと思います。
しかし、どうか諦めずに政府に働きかけてください。
要望を伝えてください。
声を上げなければ存在しない者とみなされてしまいます。
同じ国民を救うために、少しでも豊かな社会を実現するために。
多くの国民が政府に要望を伝える社会となり多くの国民が救われることを祈ります。