菅氏「消費税、将来的には上げざるを得ない」
本日はこちらのニュース。
自民党総裁選（14日投開票）に立候補している菅義偉官房長官（71）は10日、テレビ東京の番組で、消費税について「（将来的には）引き上げざるを得ない」との認識を示した。
圧倒的に絶望感のあるニュースですね。昨日も菅さんの発言について取り上げましたが、話せば話すほどこの人では日本はますます貧困化していくとしか考えられません。
(昨日の記事です)
「引き上げるという発言はしないほうが良いと思った。だが、どんなに頑張っても人口減少は避けられない。将来的なことを考えたら、行政改革は徹底して行った上で、国民の皆さんにお願いをして消費税は引き上げざるを得ないのかなと思った」(太字は私)
このように述べているようです。ほぼほぼ次期総裁が確実な中で財務省へのアピールとも取れると思います。「財政均衡路線を続けますよ」「財務官僚と戦う気はありませんよ」というような感じでしょうか。
国民の皆さんにお願いするというのであれば、
「国家の財政問題はすべて嘘でありますが、財務省と戦ってしまいますと政権の維持が難しくなってしまいます。私もせっかく総理になれたのにすぐに終わりたくはありません。さらに消費税を増税すれば法人税や所得税を下げることができ、経団連や富裕層からの支持も厚くなります。財政問題を理由に緊縮財政を続けておれば、竹中平蔵氏をはじめとしたレントシーカーの方にも利益が出ます。そもそも消費税が少し上がったくらいでひーひー言うような人生を送ってきたことに問題があります。自助の精神を大切にしてください。」
くらいぶっちゃけてお願いしてほしいものです。その上で国民に問うてほしい。人口減少しているからというもっともらしい理由で消費税増税を行うのはあまりにも卑怯です。
流石にこの発言には反対の声が多かったのか火消しのように「あくまで将来の話」「選択肢の一つ」と発言しております。
麻生氏「消費税増税、一つのやり方」 菅官房長官の発言受け - 産経ニュース
将来の話であろうが、選択肢の一つであろうが、過去に2度増税して経済をぼろぼろにしてきたわけでその反省を全く生かせていない。馬鹿の一つ覚えのように「消費税は社会保障の財源」と言い続けてきた。日本経済を破壊し続けてきた安倍政権を引き継ぎさらなる破壊を継続するということでしょう。
消費税増税によって日本経済が破壊されないことを祈ります。
