Salvation~世を治め民を救う~

読書感想文を主に書いています。政治・経済やメンタルなど健康に関するもの、小説などを取り上げることが多いです。

気になったニュース

本日はいくつかニュースを取り上げて感想を述べていこうと思います。


GDP実質27.8%減、4~6月年率 戦後最大の下げ

 

www.nikkei.com

 

緊急事態宣言により強制的に経済活動をストップさせていましたので、当然といえば当然なのですが、やはりかなり酷い数字が出ています。世界を見渡すとこれより酷い国も珍しくはないですが、日本の経済はコロナ前から消費税増税によって落ち込んでいました。

 

特に個人消費が-8.2%とえらいことになっています。GDPの6割ほどは民間最終消費支出となっていますから、ここを支えるような消費税減税や定額給付金というのが必要になってくると思います。

 

お次。

 

首相の疲労蓄積を心配 自民甘利氏「休ませて」

 www.sankei.com

 

コロナ対策で大変だとは思いますし、体調には十分気を付けていただきたいです。ただ、おそらく総理は「国民を守るため」に疲弊しているのではなく「政権維持のため」に疲弊していると思います。いろんなしがらみがあるんでしょうが、そもそもデフレ脱却を叫びながら、消費税増税などのデフレ化政策を行い、保健所や病院のベット数は削減し、東京一極集中化を推し進めてきたのは安倍政権です。

 

目先の政権維持という目的のためだけに財務省におもねり、経団連におもねり、アメリカにおもねり、国民の生活を蔑ろにしてきた結果が今、問題としてあふれ出てしまっているのです。

 

それで疲れているから休みたいといわれたとしても、同情しかねます。

 

お次。

 

介護事業所の約7割「介護職員が不足」 平成19年度以降で最悪

 

www3.nhk.or.jp

 

少子高齢化が続く限りは介護職員の不足は続くでしょう。短期的な解決策としては現状働いている人が辞めてしまわないように、賃金を引き上げることが必要かと思います。キツイうえに給料が低いってどんだけ搾取するんやという話ですし。

 

長期的には投資による生産性向上。人間でなくても出来る部分はどんどんとAIやロボットに任せていくことで、介護職員1人にかかる負担を減らしつつ、介護職員1人当たりが見れる高齢者の数を増やしていくことが必要と思います。

 

ただ、政府はお金を使いたくないので、おそらく民間企業がどんどんと参入し、お金の払える人は高度なサービスを受けて、お金のない人はサービスを受けられないというような格差拡大が起きるように思います。アメリカの医療に似た感じでしょうか。

 

あと、そもそも介護を受けなくてもいいように自己管理を徹底しよう!というキャンペーンも行われる可能性も。医療分野などではそういうことが言われていますし。それ自体は良いのですが、それを政府が予算を減らす口実にするなよと思います。

 

以上です。

 

私たちの生活が国家に守られ、豊かになることを祈ります。