緊縮リベラルとはなんぞや
めちゃくちゃ久々の投稿。
今回は「緊縮リベラル派」について。
池戸さんの作った図から言うと左上に位置する勢力。
国債発行をしてはいけない、働かなくてもいい、という大きな2つの考えですね。
この動画の中でも言われている通り「緊縮リベラル派」の一番ダメなところが安倍政権を「放漫財政」と批判している点。
どう考えても安倍政権は緊縮財政派なので野党に期待する役割としては反対の財政出動を訴えるべきだと思うのですが、真逆の道へ走っていってしまっているという。
これだから、安倍政権が多少ダメでも、じゃあマシなところがあるかと言われたときに野党はもっとダメということになってしまうんですよね。
動画内で高家さんも質問していた、
『そもそもリベラル派ってなんですか?』
これ僕も分からないんですよね。保守派に対してリベラル派、右派に対して左派というのを政治や経済を勉強するようになってよく聞くようになったんですがいまいち意味が分からない。
池戸さんの説明ではリベラル派の原義が「自由」ということもあって、個人での活動を好む人たち、政府などの組織からの介入を拒む人たち、というようなニュアンスで語られていました。
労働者目線でものをいったり、表現、言論の自由を訴えるのはリベラル派の人が多いんですかね。
他の特徴としては「北欧至上主義者」が多いという点。
北欧(スウェーデン、ノルウェー、フィンランドなど)は税金こそ高いですが、それ以上に社会保障や教育が充実しているため、国民の満足度はかなり高いそうです。
なので、日本もそれを見習って「高福祉高負担」の社会を作ろうではないか、という考えらしいです。
ただこれ、日本は北欧に比べ人口が多く、内需だけでも十分なのに対して北欧の国々は日本に比べると人口が少なく外需に頼らなければいけないという面があるそうです。
こうした経済構造の違いがどういう影響を及ぼすのかは分かりませんが、モデルにする国を間違っているのかなと思われます。
もう一つ違うのは、公務員の数。日本も「高福祉高負担」社会を実現したいなら公務員の数を増やして安定雇用を増やす必要がありますが、緊縮財政では無理でしょう。
緊縮財政で国民を貧困化させて、自由を奪いつつも、リベラル派なので国民の自由を訴えるという何がしたいのかよく分からない緊縮リベラル派。
今の野党(特に立憲民主党)は、ここに位置しているので、そこの支持層を反緊縮リベラル派(れいわ新撰組)に誘導することが出来たら、まともな野党が出来てくるのかもしれません。