Salvation~世を治め民を救う~

読書感想文を主に書いています。政治・経済やメンタルなど健康に関するもの、小説などを取り上げることが多いです。

まともな頃の麻生氏を

本日はこちらのニュース。

 

麻生副総理・財務相再任へ :日本経済新聞

 

菅義偉総裁が誕生し、新内閣の面々の発表が続々とされています。「安倍路線の継承」を掲げていたこと、遅くても1年以内に解散総選挙が行われてることを考えても今わざわざ内閣の主要メンバーを変えることはないでしょう。

 

ということで、財務大臣には麻生太郎氏が再任することとなりました。

 

日本のさまざまな問題、少子高齢化、人手不足、防衛問題、災害対策、実質賃金の低下、東京一極集中化、格差拡大などなど全ての問題を解決するには財務省を中心に推進されている「緊縮財政」を打破しなければいけません。

 

財務省の方向性を示すためにも誰が財務大臣となるかは重要になってくると思います。麻生財務大臣が再任となったということは緊縮財政がこれからも続くことを表していると思います。

 

彼は、自民党が野党時代にメディアや講演において「日本は財政破綻しない」「お金が足りなくなれば刷ればいいだけ」「デフレ脱却には財政出動が必要」と述べていました。TwitterYouTubeなどに動画がたくさんUPされています。

 

極めてまともな政策を訴えていたのですが、自民党が政権を握り、財務大臣に就任してからは今のような緊縮財政を叫ぶようになってしまいました。

 

ここまで変わってしまった理由としては財務省の権力を恐れてしまった、日本でのビジネスを求めるグローバル資本家、国際金融資本の圧力を恐れたなどが考えられると思います。

 

「なぜ変わってしまったのか」ということに対する明確な証拠はないですが、「今とは全く違うまともな主張をしていた」という証拠は多数残っています。

 

政治家の中には本気で「日本は財政破綻する恐れがある」「将来世代にツケを残さないために増税をする必要がある」と信じている方もいますが、麻生財務大臣はそれが嘘だと分かった上で現在緊縮財政を推し進めています。

 

国民が「日本に財政問題はない」という正しい認識にたち緊縮財政を行おうとする政治家は落選するという空気を作り出すことができれば、もしかしたらまともな頃の麻生氏が戻ってくるかもしれません。

 

ほとんどの政治家はまずは当選を目指して、そのためにウケのいいことを言うわけですから、財政問題がないということをいくら叫ぶ政治家がいても国民の理解が追いついていなければなかなか支持が得られません。

 

流石にコロナ禍で政府のあり方に疑問を持つ方が増え、「日本に財政問題はない」という認識に基づいた財政拡大派が増えつつあるようです。

 

民主主義に基づく国家では国民が変わることが出来れば、政治家を変えることもできます。

 

少しでもそのために

尽力できたらと思います。

 

日本が再び繁栄するためにも財政拡大を叫ぶ政治家が増えることを祈ります。