財政破綻がありえない日本とその未来
本日はこちらの記事。
日本でもMMTが話題になっているが、簡単に説明すれば「自国通貨建ての国債を発行している政府は財政赤字を心配する必要はない。高インフレの懸念がない限り、完全雇用の実現に向けて積極的な財政政策を行うべきである」とする考え方である。国と地方を合わせた公的債務残高のGDP比が240%に達した日本では、大方の人々の頭の中に「財政赤字=悪」が擦り込まれているが、赤字を減らすべきはあくまでも個人や企業の話であって、自国通貨建ての国債を発行できる政府の場合は、無制限に国債を発行したとしてもデフォルトに陥ることは理論上ないのである。
MMTに関する理解が少しずつ広まっているのかなぁという印象。
というかこのブログでMMTを取り上げたことがないんですよね。
いつか取り上げます(笑)
ざっくりMMT
繰り返しになりますが、MMTをざっくり説明しますと
「日本のような自国通貨(円)建ての国債を発行している国は財政破綻しませんよ」
ということです。
自国通貨建ての国債を発行できない国の代表はユーロ加盟国です。
あそこは共通通貨ユーロを使っているので、MMTがいう財政破綻が起きない国ではありません。
この強烈な「事実」が日本の財政破綻論者、財務省にとってめちゃくちゃ痛手なんですよね。
何しろ今まで散々財政破綻を煽ってきましたから。
コロナの影響もあって各国が財政赤字を増やさないといけない中でMMTはより注目を浴びています。
今までの常識と全く違う解釈になっていますので。
反緊縮を広げよう
政府がこれまで何をしてきたかというと、緊縮財政です。
国はお金を使わない。
なぜか?
先でも述べた通り、財政破綻論が蔓延していたからです。
「国の借金が~」
という言葉を聞いたことのある方も多いと思います。
あれが嘘でした、という話です。
それならば、今までけちけちしていた部分にお金をどんどん投入しましょうや、という話になります。
困っている人はすべて助けられる
資金の使途として「出生率の向上」がテーマに挙がっているが、筆者は「終末期医療や介護分野の人材の処遇改善がまず第一である」と考えている。
筆者は介護分野での支出を求めています。
私も同意です。
これから高齢者は増えてきますし、介護従事者の賃金はあまりにも低すぎる。
世界でも類を見ない高齢化社会になることが決まっていますからそこに莫大な資金を投入して社会を支えていくことが必要と思います。
このようにして「日本は財政破綻が起きない」「お金をどんどんと使っていい」という認識を持つ人が増えれば、「どこに使うべきか?」という議論になるはずです。
そして優先順位さえ決めれば、すべて行えばいいのです。
交通インフラ、災害対策、地方創生、賃上げ、教育の無償化、消費税ゼロ等。
日本にはお金さえあれば出来ることがたくさんあります。
お金で国民の生活を豊かにできます、生活を守ることができます、命を救うことができます。
問題は早くお金を投入できなければどんどんと被害者が出てくるということ。
介護者の待遇改善が遅れれば、それだけサービスの向上も遅れます。
人材を育成しなければいけませんから、お金を投入してすぐサービス向上なんてことにはなりません。
その間にサービスを受けられず亡くなる方も出てくるのではないでしょうか。
どれだけ多くの人が「日本は財政破綻が起きない」という事実をもとに政府に財政支出を訴えかけていくことができるかで私たちの未来は良い方にも悪い方にも転びます。
まとめ
正直、日本の未来は明るいと思います。
どうするべきかという道が見えてますから。
あとはそれを邪魔する財政破綻論者や竹中平蔵さんを代表したレントシーカー、財務省を撃破していけばいいだけですので。
まぁそれが難しいところではあるのですが…。
「みんなが幸せになれる未来」に対して反対する人は少数派でしょうから、なんとか「事実」を広めていくことで世論形成をして行けたらなと思います。
「財政破綻はありえない」この認識を持ってくださる人が増えることを祈ります。