山本太郎と須藤元気~ロストジェネレーションよ立ち上がれ~
本日はこちらのニュース。
東京都知事選(7月5日投開票)に立候補したれいわ新選組の山本太郎代表(45)が20日、JR秋葉原駅前で、街頭演説を実施。17日に立憲民主党に離党届を提出した須藤元気参院議員(42)が、応援に駆けつけた。
このお二人は世代が同じなんですね。
1990年代後半から2000年代にかけて、日本がバブル崩壊後デフレへと陥ったときに社会に出ることとなった年代。
今日はロストジェネレーションについて書いていこうと思います。
ロストジェネレーションはなぜ生まれたか?
ロストジェネレーションは政府によって生み出されたといっていいでしょう。
97年に橋本内閣による消費税増税と緊縮財政によって日本の景気は悪化。
デフレへと陥ることになります。
景気が悪化すれば企業は投資をしなくなります。
ここでいうと新卒採用という人材投資を控えるようになりました。
有効求人倍率も1以下が93年から05年まで続いていたそうです。
グラフで見るとよりわかりやすいですね。
今就職活動している身としてはこれからどれだけ下がるのかも気になりますが…。
何度でもやり直せる社会に
就職氷河期、ロストジェネレーションに対して支援を差し伸べる声が出始めていますが、あまりにも遅いですよね。
20年間放置して何を今さらと思う方もいるのではないでしょうか。
さらに就業支援にパソナが絡んでいるようですから結局金儲けをしたいだけなのか、と呆れてしまいます。
日本が経済成長し、企業が雇用を拡大するというのが一番の正規ルートかと思いますが、それをしてこなかったの平成の日本でした。
雇用の流動化といったことを謳いながら、非正規雇用を拡大。
正社員と非正規の間に格差が生まれてしまいました。
一度正社員のルートから外れてしまえば、非正規のまま。
収入は増えず、結婚もできない、子供も持てない。
次第に社会からドロップアウトし引きこもりに…。という方も多くいるようです。
政治を諦めた人こそ政治が救ってくれる
就職氷河期やロストジェネレーションの方々は社会から切り捨てられたという思いを持っていると思いますから、政治なんてクソくらえという方も多いのかもしれません。
しかし、山本太郎代表と須藤元気参議院議員はそういった人たちのために政治家をしているといっても過言ではありません。
今までの辛い気持ちを彼らはくみ取って政治という手段で援助してくれます。
民主制を採用している日本ですから、数が多ければ強いんです。
しかし、選挙に行かなければ蚊帳の外とみなされます。
「たった1票で何が変わるのか…」と思う方も多いかもしれませんが、そういった気持ちを持ちながらでも選挙に行く人が何百人、何千人と増えれば、今まで変わらなかったことも変わるかもしれません。
私たちには真っ当に生きる権利があります。
それを取り戻すために立ち上がる時が来ているのではないでしょうか。
まとめ
就職氷河期という自分ではどうしようもない環境要因で人生を潰されてしまうというのは本当に心苦しいです。
もちろんその中でも成功した人もいるわけですからその方は素直に尊敬しますが、その人をモデルにしてはいけない。
成功できなかった人が努力不足というレッテルを貼られる自己責任社会になってしまいます。
今まで見向きもされなかった人たちにようやく真っ当に向き合い力になろうとしてくれる山本太郎代表、須藤元気参議院議員の登場は大きいと思います。
ロストジェネレーションの方が立ち上がることを祈ります。