東京一極集中化と感染者数の増加
本日はこちらのニュース。
国内では26日、新たに105人の新型コロナウイルス感染が確認された。新規感染者が100人を超えるのは5月9日以来、約1カ月半ぶり。5月25日の緊急事態宣言の解除以降、20人台など少ない日もあったが、70人を超える日も6日を数え、完全に抑制できないまま感染が持続していることをうかがわせる。
じわじわと感染者数が増えているようですね。
経済活動を再開させたのですから感染者数の増加は当然の話です。
感染者数が増加しても医療崩壊が起きず、重傷率と死亡率が跳ね上がらなければ問題はないと思っています。
なので感染者数だけを報道することにどれだけの意味があるのだろうかと疑問に思ったりします。
それはまた別の話として今回は「東京一極集中化と感染者数の増加」という題で話していこうと思います。
東京一極集中化
日本全体としては少子化の影響もあり人口が減っているなかで東京都は人口が増加。
1400万人という大台を突破したようですね。
香川、大阪に続いて3番目に面積が小さい都道府県にもかかわらず、日本人の10%以上が住んでいるのはどう考えてもおかしい。
そりゃ感染者も増えるでしょう。
地方に人を分散させよう
東京一極集中化をやめて地方に人を分散させることが出来れば、日本での感染拡大ももう少し抑えることが出来たのではないかと思います。
東京一極集中化を防ぐには地方の交通インフラを整える必要があります。
高速道路や新幹線が通ってないところがたくさんあります。
まずはそこを整備しましょう。
交通インフラの整備は三文の徳 - Salvation~世を治め民を救う~
交通インフラの整備については過去に記事を書いています。
最低賃金も東京都同じ水準に引き上げてしまえばわざわざ東京に越してくる人も減るんではないでしょうか。
あと在宅勤務、テレワークの充実もいいかもしれません。
地方にいながら東京での仕事ができるとなれば東京に住む必要もないですから。
選択と集中
実現可能性の低そうなことをつらつらと述べてきました。
今の政府の政策としては選択と集中なんですよね。
少子高齢化に伴い地方には人が少なくなっているからお金をかけることをやめて、都心部にだけお金をかけて効率よく経済を回していこう。
確かにそうなのかもしれないと思ってしまうのが怖いですよね。
東京一極集中化を進めて効率よく経済が回るようになったとしてもそれは地方の方々の犠牲の上に成り立っていることになります。
果たしてそれでいいのでしょうか?
災害の多い日本では選択と集中を行うことは極めてリスクが高いです。
首都直下型地震が起きれば日本経済は一瞬で崩壊してしまうのではないでしょうか。
地方を盛り上げるためだけに地方分散を訴えるのでなく、都心部に住んでいる方々の命を考えたときにも東京一極集中化は防がなければなりません。
今回のような自然現象を0にするというのは不可能です。
次また感染症が起きたときに少しでも被害を抑えられるように時間がかかってでも東京から地方へと人の移動を促していくことが大切なのではないでしょうか。
まとめ
東京があまりにもインフラが整い過ぎているんですよね。
地方を東京までの水準に上げろとは言いませんが、高速道路や新幹線はどんどんと作っていくべきと思います。
さらに地方の利益が出にくい公共交通機関は国有化して利益を重視せずにサービスの向上を図るのも有効な手段と思います。
東京一極集中化から地方分散へとうつっていくことを祈ります。