ウーバーはデフレ促進となるのでは
本日はこちらのニュース。
ウーバーは8月6日、2020年第2四半期決算を発表した。同社CEOのダラ・コスロシャヒは今後、フードデリバリーへの注力を進めると述べ、この部門が第2のウーバーになると話した。
日本ではまだ配車サービスは来てないよなーと思って調べてみたら、こんなニュースが。
ウーバー・ジャパン(東京・渋谷)は3日、東京都内でタクシー配車サービスを始めた。同社は2018年に日本でサービスを開始し、既に大阪や京都など11地域で展開する大手。市場が最も大きい東京で主要な配車アプリが出そろう。競合が激しくなるなか、同じアプリで宅配サービスの注文も受けられる点をいかし、タクシー事業者の囲い込みを図る。
2018年から展開しているうえに、東京にも進出しているとのこと…。
しかし、日本では白タクと呼ばれるような無許可でタクシー業を行うことは禁止されていますので、アメリカのように誰もがタクシードライバーになれるということではないようです。ですので、タクシー会社と提携して配車アプリを展開しているという形になっているそうです。
一方で、白タクを解禁していこうという不穏な動きがありますので、うかうかしていられない。白タク解禁のメリットが地方にも観光客が訪れやすくなるみたいなインバウンド&売国丸出しの理由となっております。
白タクとは|禁じている法律と解禁のメリット・デメリット|交通事故弁護士ナビ
基本的にはウーバータクシーもウーバーイーツもデフレ化政策ですので日本に取り入れるべきではないと私は考えています。タクシー会社が地方にも展開する&各飲食店がデリバリー用の社員を雇えばいいだけの話です。
デフレで企業にその余裕がないからウーバーがそこに割り込んできているわけですが、雇用関係は結んでいませんので、事故が起きても自己責任。人件費を安くして、儲けようという趣味の悪いビジネスのように思います。
そこに多くの人が職を求めてしまうというのも危険な話で、そんな不安定な仕事、小銭稼ぎのような仕事をするしかないというのもデフレや貧富の差というものを表しているなぁと思います。中にはウーバーで生計を立てているような人もいるそうですが、病気や怪我をして働けなくなった時のリスクが大きすぎるんですよね。
ウーバータクシーが東京進出してきたのはコロナ禍でデリバリーが伸びていることが関係しているようです。タクシーでデリバリーも出来るという二刀流。ただこれが白タク解禁への足掛かりとなってしまうのが問題です。
デフレ脱却を叫びながらデフレ促進政策を打つのは安倍政権のあるあるですが、早くやめていただきたいものです。
白タク解禁への動きがなくなることを祈ります。