Salvation~世を治め民を救う~

読書感想文を主に書いています。政治・経済やメンタルなど健康に関するもの、小説などを取り上げることが多いです。

東京都知事選~強かった百合子山、高かった百合子山~

本日はこちらのニュース。

 

news.yahoo.co.jp

 

東京都知事選に落選した、れいわ新選組山本太郎氏(45)が5日、新宿区市谷の開票センターで会見を開いた。  

山本氏は、再選した小池百合子知事(67)にダブルスコアをつけられる散々な結果で終了し、東京都知事の夢が完全に絶たれた。  

 

下馬評通りといいますか、やはり小池さんが勝ちましたね。

宇都宮健児さん、山本太郎さん共に伸び悩み、小池さんの圧勝で幕を閉じました。

都知事選について私の思うところを書こうと思います。

 

小池さんが都知事であることに意味がある

小池さんの支持層として大きく3つに分けられると思います。

①企業による組織票

②現状維持の無党派層

③弱者救済を嫌う自己責任層

 

①企業による組織票

これは山本太郎さんも会見で述べていましたが、五輪を開催したい、スマートシティなど企業の利益となる政策をしたいというような勢力です。

4年前の都知事選では全局がTV討論会を行っていたにもかかわらず、今回は一度も開催されていません。その原因としてTV討論会をすれば小池さんが公約を全く実現していないことをはじめさまざまなボロが露呈されてしまいます。それによって票を削られるのを恐れた企業がTV局に対して圧力をかけたのではないかと推測もしていました。TV局のスポンサーは大企業が多いですし。さらにコロナ対策で小池さんのTV露出が多かったこともあり、わざわざリスクを冒してまで討論会に出る必要がなかったとも考えられます。

 

②現状維持の無党派層

 この層が一番多いように思います。

普段は政治にあまり興味を示してはいないが選挙前には色々と調べてみて投票に行く。

そういった人たちからするとコロナ禍で現状維持が無難な選択であり、小池さんに匹敵するネームバリューの支持者もいませんでした。

宇都宮さんや山本太郎さんにはマイナスポイントもあり、よく分からない存在の野党候補というイメージを持たれたのではないでしょうか。

 

③弱者救済を嫌う自己責任層

これはどのくらいいるのか分かりません。

ただ宇都宮さんや山本太郎さんの弱者救済的な政策に対して

「なぜ俺たちが努力して稼いだお金を努力不足の弱者に使うのか」

という考えの方がいるんですよね。

マクロ経済で見れば、弱者救済は景気を押し上げますし、消費者としてあなたの会社のモノやサービスを買ってくれるようになってあなたの所得も向上しますよと教えてあげたくなります。

 

山本太郎さんが勝つには低所得者層の票を集めて、無党派層に対して過激な人というレッテル貼りされているのを回避する必要があるように思います。

山本太郎さんの支持者は頭がおかしいという印象論がネットには割とありますので。

まとめ

 そんな簡単には代わりませんよね。れいわ新選組としてこの経験を次に生かしてもらえると嬉しいです。あと個人的に気になっているのは、三橋貴明さんや藤井聡さんがほとんど都知事選に触れていなかったこと。自民党内部での政権交代がやはり本望なのでしょうか。はたまた地方自治には興味ないのか。何か理由があるんですかね。